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 中学生の英語学習


中学生の英語学習について考えます。このホームページを読む中学生の方はほとんどいないでしょうから、もっぱら親御さん向けにお話します。勉強するのはあくまでもお子さんですから、無理強いはしないでください。

 [2.22.2008更新]



1) 子供が今度中1になります。英語が得意になってほしいのですが、どうすればいいでしょうか? 

学校・塾・英会話学校・自宅学習などについてお話します。

まず学校ですが、残念ながら学校の授業だけで英語ができるようになる可能性は低いといえます。先生の当たり外れが大きいのがその最大の理由です。特に中1の場合、劣悪な教師に当たるとひどい英語嫌いになってしまい、下手をすると一生英語嫌いが続くかもしれません。そこで、「学校は教師たちが生計を得るための場所である」と割り切り、学校がなくても英語力を伸ばすことを考えたほうが賢明です。

恥ずかしながら、私個人の例を挙げると、中1時の英語の成績はよくありませんでした。しかし、中2の春にNHKラジオ「続基礎英語」を聴き始めてから、どんどん得意になりました。ラジオ講座のほうが学校よりも1〜2か月先の文法事項を扱っていたので、「英語はラジオ講座中心、学校の授業は復習代わり」というサイクルが定着したのです。もし続基礎英語を聴いていなかったら、私が英語の仕事に就くこともなかったはずです。

ラジオ講座を毎日聴く一方、中2の秋に本屋で「100点をとる英語」という本を買い、それをいつも勉強するようになりました。確か、KKベストセラーズのワニの豆本というシリーズの1冊で、文庫本より一回り小さい本でしたが、中学3年間に修得する文法事項の要点と簡単なドリルが見開き2ページにまとめられており、私は今までに勉強した範囲を、毎日少しずつその本で勉強しました。なぜその本をやったかといえば、続基礎英語の内容もだんだん難しくなってきたので、続基礎英語をよくわかるためにはこれまでの復習をしなければならないと気づいたのです。
 
「100点をとる英語」をやり始めて、私はますます知識が定着するのを感じました。中学の英語で大切なのは、文法をしっかり理解することです。中学で英語が苦手な生徒は、「疑問文の作り方」がわからなかったり、「動詞にsがつくのかはどういうときか」がわからないから英語が嫌いになるのです。

ラジオ講座を始めた理由の一つは、私が英語の音声に飢えていたということもあります。中1のとき、英語の音声といえば、先生が教科書を読んだり発音するとき、テープを流すときの2つに限られていました。当然のことですが、知らない単語はどう読めばいいのかさっぱりわかりませんし、習ったところを家で復習しようとしても、発音を忘れていると先に進めません。「英語がどんどん読めるようになるといいのにな〜」と中1の私は思っていました。また、先生は日本人だから、ネィティブの発音を聞きたいという気持もありました。それで、続基礎英語を聞き始めると、マーシャ・クラッカワーさんのきれいな発音にすっかり魅了され、毎日ラジオを聴くのが楽しみになりました。

続基礎英語は学校の教科書より分量が多いですから、4月当初は、知らない単語が多く、テキストの単語欄にカタカナで読みをふっていました。カタカナを使うのはあまりよくないんですが、しかたありません。しかし、10月頃には、カタカナをつけなくてもよくなりました。発音記号が自然に読めるようになったからです。「発音記号のおかげで知らない単語も読めるようになる」...これはたいへんうれしい発見でした。

以上、私自身の体験をお話したのは、中学生が英語好きになるための重要な要素が含まれていたからです。それは 1)音声をたくさん聞く  2)文法をきちんと学ぶ という2点です。

音声については、NHKのラジオ講座「基礎英語」がいちばんのおすすめですが、学校の教科書の準拠CDを本屋で買い、それを聞いてもいいです。しかし、面白さから言えば、断然NHKの講座が面白いです。

文法については、本屋に売っている中学生用の問題集で十分です。ドリルがたくさん載っているのがいいです。学校の教科書には申し訳程度に練習問題がありますが、まったく量が足りません。

文法ドリルと聞くと、子供が嫌がるかもしれないと思うかもしれませんが、「英語の音声をたくさん聞く」勉強をしている人は、文法ドリルを嫌がらないものです。文法をやると、音で聞いた英語の裏づけが取れる感じがして心地よいからです。一方、音声を聞くことなしに文法だけやれと言われるとつまらなくて挫折します。

次に学習塾の話をしましょう。学習塾では、文法を学校よりしっかり教えてくれるところが多いですが、音声面の指導、具体的には、英語を聞かせたり、講師と生徒が英語でやり取りする時間に多くの時間を割いているところはきわめて少ないといえます。ですから、家庭で英語をたくさん聞く勉強をすべきです。英会話学校は、本人が行きたがるならけっこうですが、私がこのホームページの随所で述べているように、語学学習の基本は自分で勉強することですから、英会話学校に行っても自分で勉強しなければ力がつきません。英会話学校では音声面の勉強をやり、家で文法ドリルを解きましょう。