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 社会人の英語学習


「これから英語の勉強を始めよう」という社会人向けのコーナーです。

1)英語が全くわからないのですが、どうすればできるようになりますか?
2)英会話学校に通っているのですが、話せるようになりません。 
3)中学、高校の時に比べて記憶力が落ちているので、英語が身につかないと思いますが。 
4)単語や熟語が覚えられません。暗記が苦手で困っています。 
5)モチベーションの問題なのでしょうか? 
6)表現力をつけるために、「英文日記」を書こうと思いますが、どうですか?
7)リスニングが苦手ですが、どうすればよいでしょう? 
8) 英英辞典をうまく使うにはどうしたらいいですか?

 [2.29.2008更新]



1) 英語が全くわからないのですが、どうすればできるようになりますか? 
 
基礎文法を修得するのが近道です。中3〜高1レベルまでの文法をきちんと学ぶことは、その後のあらゆる勉強の土台になります。

「文法なんか勉強しなくてもいい」と主張する某英会話学校は、生徒を学校に依存させるのが目的(生徒が自分の力で勉強するようになると学校に来なくなるから)です。(笑)そんな説にまどわされることなく、堅実に勉強しましょう。

では、文法をどう勉強するかですが、中学英語の文法を学ぶには、中学生が使う高校入試用の文法問題集で解説が詳しいものを買って1冊仕上げることです。中学生向けの本に抵抗がある方は、大人向けの本でもかまいませんが、その場合は、豊富な練習問題がのっている本を選んでください。)文法は実践第一ですから、問題をたくさん解きながら修得するのがいちばんです。文法は、なんとなく知識として知っているだけでは役に立ちません。その文法を使って簡単な文が作れるようになってはじめて、会話でも使えるようになるのです。

ですから、イラストと筆者の説明ばかり載っている本はよくありません。こういう本ばかり読んでいると、実際の英語力は身についていないのに、どうでもいいような知識ばかり豊富になってしまうという罠に陥ってしまいます。例えば「onというのは対象に力が加わっているイメージなんですよ」とか「疑問詞があったら、その後には要素が欠けているんですよね」とか、そんなことばかり詳しくなって、一体何の役に立つのでしょう?onのイメージなど、最初はどうでもいいことです。それよりも、onを使った例文を20〜30文言えるほうがどれだけ大切なことでしょうか。私達は、英語のウンチクを述べるために英語を学ぶのではありません。英語を自分で使えるようになるために学んでいるのです。

繰り返しになりますが、大人向けの英語学習本を選ぶ場合は、ウンチクよりも練習問題を豊富に載せているものを選んでください。また、これと決めた1冊を繰り返し勉強してください。(1冊をやり終えないうちに他の本を買ってはいけません。

では、話を進めます。中学レベルの基礎文法ができたら、あるいは文法の修得と平行して、やさしい読物を読んでいきましょう。中2〜高1のリーダーの教科書を読むのがいいでしょう。(書店で教科書ガイドを売ってますのでそれを付属CDとともに買うとよいでしょう)教科書ガイドは、説明がついていますので、独学には最適です。何度も本文を聴き、読み、重要な文はほとんど覚えてしまうくらい繰り返して読みましょう。この段階で、簡単な英会話ができるようになっています。

学校の教科書はつまらないという方がいますが、最近の教科書は、たいへん話題も豊富で、おもしろい文章を載せていますので、大人が読んでもためになると思います。当サイトの 読書案内 で紹介した、原書のリトールド版をレベルに合わせて読むのもよいでしょう。ここから、さらにレベルを上げたい人は、今度は大学入試用の文法問題集を勉強し、それが終わったら、高2〜高3の教科書を使って読みの勉強をすればよいのです。

以上の説明を読んで、「なーんだ!結局学校の勉強と同じやんか!」と思った方がいると思いますが、そうです、まさにその通りなのです。今の日本で英語ができない人が多いのは、中学校段階で基礎文法を徹底して修得していないのが最大の原因ですから、(ここでいう修得とはもちろん、その文法を使って自分で英文が作って話せる段階を言います)それを自分の力でやり通せば、誰でも実力がつくのです。

<まとめ>
1)中学生が使う高校入試用問題集を仕上げる。
2)中2〜高1の教科書ガイドを繰り返し勉強する。
3)大人向けの本を買う人は、ウンチクばかり詳しくならないよう注意する。

最後に、「遊びの勉強ではなく、学生時代に戻ったつもりで一生懸命に勉強して本当の実力をつけたいのです」という方は、このホームページの 大学受験生の学習  や、大学受験独学講座  に紹介している勉強法をおすすめします。もう一度受験生になったつもりでやればよいのです。



2) 英会話学校に通っているのですが、話せるようになりません。 


英会話学校に半年以上通っているのに話せないのであれば、その主な原因は家庭学習の不足だと思われます。英会話学校を選ぶ場合は、レベル別クラスでカリキュラム・テキストがしっかりしていて、宿題を出すところにしましょう。授業で覚えたり、テキストに出てきた重要表現は、使い方をよく理解したうえで暗記し、次の授業や講師との自由な会話のときにどんどん使ってみましょう。つまり、「自分で英文を積極的に覚え、講師を相手に使ってみる」ことが、英会話学校で実力を伸ばすうえで何より大切です。何事も、受身ではいけません。

また、英会話学校を選ぶ場合は、体系的なカリキュラムに沿った授業を行なっているかどうかを調べる必要があります。ある学校は「事前の予約なしにいつでも授業が受けられる」ことを売り物にしているのですが、これでは行くたびに違う先生に習うことになってしまいます。やはり初心者の方は、半年〜1年は同じ先生について少しずつ難易度を上げながら教えてもらうことが必要です。

なお、一部の英会話学校には、ひどい講師がいるようです。ある方から「授業の大半が雑談で、しかも日本語での雑談なので、勉強にならない」というお話を聞きました。また、テキストを使っての授業なのに、明らかに予習をしていない講師もいます。悪い講師に当たったときは、授業の後で、どこがどう悪いのかを具体的に事務局の人に訴えましょう。生徒の評判を大切にする学校ならば、真摯な対応をしてくれるはずです。

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3) 中学、高校の時に比べて記憶力が落ちているので、英語が身につかないと思いますが。 


30代、40代になると、中学、高校の時に比べて記憶力が落ちると言われます。しかし、多くの人は、それを漫然と「年齢」のせいにするだけで、どうして記憶力が落ちたのか、その理由を考えようとしません。

大人の記憶力が落ちる原因は、「暗記勉強をしなくなったから」です。思い出してみてください。小学校から高校までは、漢字、公式、年号...など、暗記することがたくさんありました。たとえそれが試験前の一夜漬けであったとしても、必死に覚えこむという練習を繰り返していたのです。

しかし多くの大人は、学校を卒業して以来、暗記学習をやっていません。これでは記憶力が落ちるのは当然です。暗記学習はスポーツと一緒ですから、3日も練習を休むとたちまち元のレベルに戻ってしまうのです。

年齢のために記憶力が落ちたと言い訳する暇があったら、手近な英文の一節や重要例文集の一部を暗記することから始めましょう。毎日暗記勉強を続けるうちに、脳の働きがどんどんよくなり、暗記がさらにはかどるようになります。

以上述べたように、大人の英語学習において、記憶力は、あまり心配する必要はありません。むしろ問題なのは、「人の話を素直に聞けない頑固さ」です。これが、最大の学習阻害要因と言えます。いい教材があっても、「この本をやって本当に英語ができるようになるのだろうか?」と考えたり、素直に覚えればいいのに何だかんだと講釈をつけて勉強を進めないタイプです。この種の人間は、語学学習には向きません。自分で何か高尚な
理論か何かを発明したらいいでしょう。

以前、大学を出て数年間企業で働いた後で、再びある大学を目指して予備校に入ってきた男がおりました。私がある授業でたまたま冠詞の話をしたときのことです。このホームページの「冠詞ノート」に出てくる furnitureの話などをしました。授業の後、この男からの質問カードが来ていたので見てみると、「どうしてfurnitureが不加算名詞になるのか、納得できません」と書いてありました。

こういう場合、ふつうの人は「わかりません」と書きます。文法や語法は「納得する・納得しない」ものではないからです。真面目に働いていて何の落ち度もない人が、いきなり会社から「解雇する」と言われたら、思わず「どうしてですか?納得できません」と言うでしょう。「納得できない」とはこういう場合に使う言葉です。

私は、質問カードに、再度、説明を書いた後、ピーンとくるものがあったので、その男の卒業した高校を名簿で見ました。すると思った通り、その男は、その学区で一番レベルが上の高校を出ていたのです。どういうことかといえば、この男は英語の実力は全くないくせに上位の高校を出たプライドだけは人一倍高いのです。それで、自分が高校の時に習いもしなかった内容を予備校で聞かされて、プライドが傷ついたのでしょう。その深層心理が「納得できない」ということばに表れたのです。果たして、その数ヵ月後、この男は予備校に来なくなりました。予備校はいろいろなタイプの人間が集まるところですので、人間観察の勉強になりますね。



4) 単語や熟語が覚えられません。暗記が苦手で困っています。 


まず最初に、暗記が苦手では語学の勉強はお陀仏です。様々な方法を工夫して、繰り返し勉強しなければなりません。「覚えるのは嫌だが、英語ができるようになりたい」というのは、「手術も放射線も抗がん剤もぜーんぶ嫌だが、先生、ガンを治してください!」というのと同じで、まともに返答できる要望ではありません。

最初に「自分は英語が好きなのかどうか」を自問してみましょう。英語の暗記がうまくいかないと言っている人の中には、英語が嫌いな人がたくさんいます。こういう人は、英語が嫌いであることが覚えられない原因なのですから、英語を「好き」になることが先決です。人間は、嫌なことは、すぐにに忘れて苦痛を減らすようにできています。「英語が嫌い」と思っている間は、暗記が進むはすがありません。「そんなこと言うけど、アンタ、嫌いなものをどうやって好きになれというのか?」という人は、小学生ではないのですから、自分で考えましょう。仕事の場では、いやーーーなお客にも笑顔で接客しているでしょう。嫌な客に笑顔を向けられる人であるならば、英語を好きだと思うことなど簡単にできるはずです。

以上、長々とお話したのは、「わたしは英語が嫌いですが、成績が上がる効率的な方法を教えてください」といった質問が毎年後を絶たないからです。(口に出して言わなくても、英語が嫌い人は、特有の「気」を出していますので、私にはわかります) 

この種の質問の一番くだらないところは、英語を嫌いと思っている、まさにその気持ちこそが、最大の学習阻害要因であることに気づいていない点にあります。「嫌い」という感情を、「意志」の力によって克服するところに、人間の偉さがあるのです。

最後に、単語・熟語暗記のコツを3つあげておきます。

@「音声」重視
単語集を買うときは、CD付きのものを選び、CDを毎日繰り返し聞くこと。単語は、まず「音」で覚えることが大切です。CDを聞きながら音読もしましょう。

A「文脈」重視
実際の英文を離れて、単語と意味だけバラバラに覚えても、すぐに忘れてしまいます。よい例文をノートなどに抜き出しながら、文全体の意味を考えると同時に単語の意味を覚えるようにしましょう。

B「携帯」重視
教材をある程度勉強したら、ノートやカードに工夫してまとめ、それをいつも携帯して、少しでも時間があったら見て覚えるようにしましょう。



5) モチベーションの問題なのでしょうか? 


以前、ある方から次のような内容のメールをいただきました。

「英語学習が進歩しません。単語集などをやろうとしましたが、長続きしませんでした。モチベーションの問題なのでしょうか?コーチがいるとよいのかもしれません。英会話学校にも行きましたが、家では何も勉強しませんでした。何を勉強したらよいのかわからないし、疲れたから明日にしようと思ってしまうのです。お金も時間もかけずに英語学習をしたいと思います。今度こそ話せるようになればいいと思っています」

これに対する私の返答は、次のようなものでした。

1)「モチベーションの問題とおっしゃいましたが、その通りです。きっと英語学習より楽しいことがたくさんおありなのでしょう。本当は、英語をやる必要などないのではありませんか?コーチがいても、本人のやる気がなければどうしようもありません」

2)「英会話学校に通っている間は学校のテキスト本文を繰り返し読んで、暗記したらいいのです。テキストの重要表現などは、パソコンなどに打ち込み、自分で確認テストを作ると楽しく勉強できます」

3)「疲れたから明日にしようというのは、最初からやる気がない人が使う常套句です」

4)「英語の勉強は、工夫すればお金はあまりかけなくてすみますが、時間は大いにかけなければなりません。グンと上達するには、1日3時間、ゆっくりゆっくりの上達でも1日1時間の自宅学習時間が必要です。語学は、やらないとすぐに忘れてしまうからです。他のことをある程度犠牲にしてでも、学習時間を確保しなければなりません。3日に1回、30分程度の勉強を1年間続けてもほとんど得るものはありません。だとしたら、その時間は全て無駄になってしまうわけです。どうせやるなら、後で無駄にならない身につく勉強をしなければなりません。それには、1日1時間は必要です」

5)「今度こそ話せるようになりたいとのことですが、毎日1時間以上の勉強時間を確保し、疲れたときもドリンク剤を飲んで頑張るくらいの気迫がなければ、この言葉を直ちに信用するわけにはいきません」

最後に一言。人生における最大の無駄は「下手な勉強」であります。下手な勉強ごっこに時間とお金を費やすくらいなら、思いっきり遊んで散財したほうが有益です。英語の勉強より楽しいことは山ほどあるのですから。

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6) 表現力をつけるために、「英文日記」を書こうと思いますが、どうですか?


英語の表現力をつけるために、「英語で日記を毎日書きなさい」とすすめる人がいますが、私はあまりすすめません。毎日変化に富んだ日々を送っている人はよいのですが、ほとんどの人は日々、平凡な生活を送っているわけで、それをそのまま日記に書いても全然おもしろくないですね。(笑)その結果、マンネリに陥り、飽きてしまいます。それよりも、私が紹介する「パクリ小説」を書くほうがずっと楽しくて有益です。自分に適した英語の本をよく読んで、その文章をまねして別の文を作る練習をするのです。やってみると、日記よりもはるかに書きやすいしのほうがはるかに有効です。理由は、お手本のマネだから書きやすいし、日記のように、自分の書いている英語が正しいかどうかを気にせず、どんどん進められるからです。

まず、自分が好きで辞書なしでもだいたい読める小説(なければエッセー集などでも可)を選びます。これは、何回も、何十回も読むことになりますから、本当に好きなものを選んでください。「え?英語の本なんか読みたくない」という人は、ここでバイバイ!、さようならです。本も読まない人が文章を書けるようになるはずがありません。次に、選んだ小説を何度も読みながら、「うー、この文は上手に書いてるなあ」「会話でも使えそうだな」などと感心する箇所に印をつけるか、あるいは、その文章をパソコンに入力します。

印をつけたり入力した文が100個以上になったとき、何となく心の中で「この文をマネすれば自分も英語が書けるんじゃないかな...」という思いが出てきます。そうなったらしめたもの、ノートやパソコンを使って、自分の英文を書きましょう。ただし、元の文を徹底的にマネしてください。単語を変更するのは最小限度にとどめましょう。こうして、いい英文をひたすらマネしながら、一つの物語を作っていくのです。

また、小説の気にいった一節を含むページを何度も読んでから、最初の数行は元の小説をそのまま写し、その後を自分で書いてみるというやり方もあります。あるパラグラフが15行あるとすると、最初の5行は元のままで、6行目からは自分が書くのです。この方法だと、書き出しが与えられているので楽です。

パクリ小説勉強法の優れた点は、作家のいい文章をお手本にしている点です。一流作家の文章をパクりまくって小説を書けば、その小説の文章レベルはかなりのレベルに達しているはずです。語学の勉強は、閉じられた自分の世界だけであれこれやってもさっぱり上達しません。優れた文を覚えてそれをマネすることによって上達するのです。

7) リスニングが苦手ですが、どうすればよいでしょう? 


リスニング力の向上には2つの側面があります。一つは、英語の音を聞き取る力、もう一つは、英文を頭からバンバン読んで意味がわかる力です。この両方を鍛える必要があります。

英語を耳で聞いて、どんな単語が発音されたのかさっぱりわからない...という場合は、音を聞き取る力がないわけです。一方、音はわかるが理解できないので、聞いた英文が書かれた文書を読んでみたが、それでもわからない...という場合は、読む力がないのです。

@ 英語の音を聞き取る練習

まず、教材のCD等(その文章が印刷された本がついたもの)を用意します。自分にとって「ちょっと速いな」と思われるスピードのものを使うとよいです。CDでなくても、CNNなど海外ニュースのサイトで音声とスクリプトのついているものでもいいです。

これを一定量聞いて、内容をつかむ練習をします。最初のうちは、1〜3割くらいしかわかりません。次に、今度は、セリフのひとかたまりごとに止めて、聞こえた英語を紙に書き取ります。このとき、どうしてもわからない部分は、どう聞こえたかをカタカナでもよいですから書いておきます。最後に、テキスト本文を見て、答え合わせをします。ここで、自分が聞き取れなかった部分を繰り返し聞きます。こうした練習を1日30分、1か月も続けると音の聞こえ方が全然違ってきます。

これとは別に究極の方法があります。それは、「発音を徹底的に訓練し、ネィティブに近い発音ができるようになること」です。人間は、自分が発音できる音は必ず聞き取れます。したがって発音を鍛えることがリスニング力向上の最も有効な方法です。毎日発音練習をして1か月後に、少し長めの英語を聴いてみてください。「えっ?」と思うくらいはっきりと聞こえてきます。

A 英文を前から読んで理解する練習

自分が詳しく勉強した英文(語句・文法・内容把握が完全に理解できたもの)を用意し、これを左から右に、切りのいいところで時々0.5秒くらい立ち止まりながら読んでいき、最後まで読み終わったときに、十分理解できている状態になるように理解します。二、三度読んでもスッキリしない場合は、五回、十回と読み返します。そして、左から右へと読むうちに、頭の中に自然に文章の意味が浮かぶようになるまで練習します。

上記の練習をいつもやっていれば、練習に使っている文章よりもレベルが低いものであれば、スラスラっと左から右に読めます。このように、後戻りをしないで英文を読むくせをつけることは、リスニングで内容を把握するうえで極めて重要です。

B ちょっと荒業ですが...

短期間でリスニングの実力を上げるちょっとした荒業があります。音声教材とその音声教材とは全く関係のない英語の本を用意します。そして、音声を聞いて内容を理解しながら、本を読むのです。耳から聞こえる英語と、目で追っている英語は全く別のものですから、これはものすごくたいへんで(笑)、大いに疲れます。確かに疲れますが、効果は絶大です。この練習を繰り返した後に、音声だけを聞いてみてください。ずいぶん楽にリスニングができるようになっているはずです。      

重い荷物を運べるように子どもに練習させる場合、例えば10キロの荷物を軽々と運べるようにするには、12〜15キロの荷物で練習させるといいです。15キロを何とか運べるようになった子どもは、10キロの荷物など楽に運べるでしょう。
勉強は、ときどき、脳に負荷をかけてやるのがよいのです


8) 英英辞典をうまく使うにはどうしたらいいですか?


英語の発想を身に付けるためには英英辞典を引くことが大切だとよく言われます。英文を読むときにわからない単語を引くときに使うのはもちろんですが、それだけではもったいないですね。ここで、英英辞典を使って楽しく遊びながら勉強する方法を紹介します。

目にうつったもの、あるいは心に浮かんだことを表す英単語を、ノートの左ページにいくつか書きます。次に、それぞれの単語の定義を自分で考えて書くのです。たとえば、pen という単語なら、「ものを書くための道具」と考え、pen: an instrument for writing などと書いてみます。左ページがうまったら、次に、英英辞典を開き、
その定義を右ページに書きながら、自分の書いたものと比べてみましょう。
ちなみに、Longman Dictionary of Contemporary English には、次のように書いてあります。 pen: an instrument for writing or drawing with ink  なるほど! ですね。

このような単語定義を1日に3つずつやれば、1年間で1000語以上の単語を楽しく勉強でき、英語でものを説明する力が向上します。楽しみながら続けてみてください。

なお、前にも書きましたが、英語学習のために、私は「英文日記」を薦めません。その理由は、日記には「お手本」がないからです。初級者がお手本なしに英文を書くと、どうしても自己流、自分にしかわからない英文になりがちです。その点、この「単語定義遊び」は、英英辞典を引けば模範解答があるのですから、自分の書いた英文と比べることによって得るものが大きいのです。


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