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自由英作文ランド |
英語の入試問題で、独学が難しいのが「自由英作文」でしょう。このコーナーでは、自由英作文の書き方について基礎からやさしく解説しています。これをマスターすれば、独学でもかなりのところまで自由英作文の力を伸ばせると思います。 この「自由英作文ランド」を、ネット上で見るのは勉強しにくい方もいると思いますので、PDFファイルを用意しました。こちらからダウンロードしてお使いください。 → 自由英作文ランド |
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[2.26.2009更新] |
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自由英作文対策の重要性 |
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表1を見てください。2008年の入試で「自由英作文」が出題された主な国公立大学をまとめたものですが、おおまかに言って、国立大の3校に2校、公立大の半分近くは、自由英作文が出るといえます。 表1.自由英作文が出題される主な国公立大
国公立大の入試において、自由英作文の出来は合否に直結するといえます。例として、2008年の九州大学をみましょう。(表2) 大問1〜3:長文読解 大問4:和文英訳 大問5:自由英作文 という構成ですが、1〜3の長文問題は比較的やさしく、合格を狙える受験生ならほとんど間違うことがなさそうです。一方、英作文は受験生によって出来不出来がはっきりしています。勝負は、英作文で決まるのです。 表2. 2008年 九州大の英語 (120分)
(見直し時間を5分とっています) |
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[2.26.2008更新] |
| 自由英作文の勉強はどうすればよいか | |
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和文英訳や自由英作文で合格点を取りたいのなら、基本例文の暗記をしなければなりません。これは必須の勉強です。例文を覚えずに英語を書こうと思っても全く書けませんし、書いたとしても文法語法の間違いだらけで0点間違いなしです。基本例文の暗記は、必ずやらなければなりません。 英作文上達のコツは、よい英文をたくさん覚え、それをできるだけ多く利用して書くことである。日本人が日本的な発想で単語・文を並べても、まともな英文にならない。 では、どんな例文を覚えたらいいのでしょうか?例文集として、一番におすすめするのは、「ドラゴン・イングリッシュ基本英文100 次に、自由英作文の頻出テーマを集めた問題集をやります。「自由英作文」というと、自由だから何が出るかわからないと思う人もいるでしょうが、全国の入試問題を調べると、頻出テーマといえるものが多くあります。こうしたテーマについて合格答案を書けるようになっておくことが大切です。参考書のおすすめは、「原田健作の
自由英作文が面白いほど書けるスペシャルレクチャー
A頻出テーマ問題演習・B志望校対策ともに、英語のできる人に添削を受けるのが欠かせません。自分ひとりでは、文法・語法の間違いすら気づかないことが多いからです。自分が通っている学校・予備校・塾などで答案を見てもらえる先生を見つけましょう。 添削をしてもらったら、赤ペンの部分に注意しながらよく読んでから、何も見ないでもう一度全体を書き直しましょう。この時に、同じ間違いを二度と繰り返さないようにしてください。 非常に出来が悪かった問題(得点率50パーセント未満)については、模範解答を1つか2つ暗記するのがいちばんです。出来が悪かった問題に限らず、模範解答の暗記は、たいへん役立ちます。数行にわたる英文を覚えることによって、答案の構成法も学べるからです。
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[2.28.2010更新] |
| 時間をいつも意識する | ||||||||
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自由英作文の練習では、解答時間を守ることが何より大切です。先ほどの九州大学の例でいえば、本番で自由英作文に費やす時間は25分程度ですから、自分で問題を解くときも、25分、長くても30分程度で解く練習をしましょう。表3.は、標準的な自由英作文を解く解答時間の目安です。 表3.解答時間の目安
100語の問題を20分で解く場合の内訳は、アイデアメモ3分、書くのに15分、見直し2分というのが大体の目安です。 |
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[2.26.2008更新] |
| 自由英作文の解答法 | |||
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@ 問題をよく読み、解答の骨組みを考え、メモをとります。メモは、日本語でも英語でも構いません。キーワードを書いただけで十分です。 A メモを見ながら、英文を書きます。いきなり英語で書きましょう。日本語で答案の下書きをし、それを英訳するのは、時間がかかる上に間違いも増えるからダメです。 B メモを取る段階で、語数の予測をしておくと非常に楽です。例えば、語数70語程度の問題で、「携帯電話より手紙の方がいい」という英文を書くとして、次のようなメモを書きました。(説明のために詳しく書いています。実際のメモはもっと簡単でいいです)
このメモは、たいへんわかりやすいですが、それぞれの項目を英語で書いたときの語数を予測して、各項目の横に書いておくといいです。
予想語数を書き込みましたが、この時点で総語数は50語で、あと20語足りません。そこで、「おばあちゃんからもらう手紙は、やさしい人柄が表れていて、ときどき読み返すと元気になる」という具体例を入れることにします。
これで語数が70語になりOKですね。 生徒さんの中には、とりあえず書き始めて、書きながら考えるという人がいますが、これはよくありません。途中で行き詰ったり、語数が不足してあせったりします。メモの段階で、語数まで目安をつけておけば、余裕を持って答案が書けます。 とはいえ、「そんなこと言っても、やっぱり100語の問題を20分では無理ですよ」と言う人がいるでしょう。では、どうして時間内に書けないのでしょうか?その原因は、 @アイデアが浮かばない Aアイデアをどう英文にすればよいかわからない の二つだと考えられますので、次に検討しましょう。 |
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[2.26.2008更新] |
| アイデアを出すにはどうするか |
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「アイデアをいかに素早く出すか?」これは自由英作文で最も重要なことです。アイデアが思い浮かばなければ何も書けないのですから。具体的な問題を例に解説しましょう。 問題1. あなたがこれまで誰かからもらったもので,心に残っているものにどんなものがありますか。ひとつ挙げて,その理由とともに70語程度の英語で述べなさい。[06 大阪大]
皆さんは、どういうふうに書きたいでしょうか? うっかり間違いやすいのが、その品物の詳しい説明ばかりになってしまうことです。商品の説明をする問題ではありません。また、品物の説明を詳しく書くのは意外にたいへんです。そこで次のコツをつかんでください。
「心に残る(印象的な)もの・出来事」問題では、今の自分の生活や、自分の人生に与えた影響を考えてみる。
それから、定番のお涙頂戴もの(笑)も使えます。「私を可愛がってくれたおばあちゃんがくれたペンダント...おばあちゃんはその翌年に亡くなったけど...」というパターンです。身近な登場人物が死ぬパターンは書きやすいですね。 それから、「できごと」を説明するときには、「いつ」「どこで」(「誰と」)を入れるようにしましょう。いきなり「私は〜しました」と言われても、よくわからないからです。 では皆さん、問題1.の解答を作ってみましょう。実際の生徒さんの答案例と添削は、「答案添削コーナー」に載せていますので、後で見てください。 問題2. もしあなたが自分の生まれて育つ国を現在の世界の国ないし地域の中から選べるとしたら,どの国ないし地域をどのような理由で選びますか。具体的に英語で答えなさい。ただし,日本は除くこととします。指定された解答欄をできるだけ満たすように書きなさい。 [05 東北大]
好きな理由については、できるだけ具体的に、その国の文化から2〜3つの例を書きましょう。何が好きかを具体的に書くのです。 もし、理由が一つしか思い浮かばない場合は、その一つに具体的な説明を詳しく書きましょう。例えば、「あるイギリス人作家の大ファンで、その作家が生まれ育った町に暮らしたい」という内容なら、自分がいかにその作家を愛しているか、また彼または彼女がいかに偉大であるかを書けばよいし、問題1.で考えたように、この作家がいかに自分の人生に影響を与えたかを詳しく書いてもよいです。 また、日本社会について批判的な意見を持っている人は、それと対照的な国を取り上げることもできます。「日本は高齢社会で若者にチャンスが少ないから、若者が多い国がいい」というふうに持っていくのです。地理に詳しい人は、この書き方でいろいろ書けるでしょうね。
具体的な説明をする。「○○が好き」ではなく、「○○のどことどことどこが好き」というふうに詳しく書くようにしよう。
問題3. 最近はコンピューターや携帯電話を使った電子メールが普及し,年賀のあいさつや暑中見舞いなどにも電子メールを使う人が増えていると言われています。あなたが友人に年賀のあいさつをする時,電子メールと葉書のどちらを選びますか。また,それはなぜですか。1行10語程度を目安として5行以上の英語で述べなさい。なお,必要に応じて次の表現を参照してもよい。 電子メール:email 葉書:postcard [04 富山大]
この問題のように、「AとBのどちらを選ぶか?」「〜に賛成か反対か?」という問題に対しては、自分が理由を書きやすいものを選ぶのが大切です。例えば、「携帯電話を中学生に使わせるべきか?」という問題が出たとします。ふだんから携帯電話をよく使っているので、中学生も携帯電話を当然使うべきだと思っていたとしても、なかなか賛成意見のアイデアが浮かばず、反対意見のアイデアがいくつも浮かんだとします。この場合は、自分のふだんの意見に固執せず、迷わず、反対意見の方を書くべきです。
「理由」を述べる問題では、「理由」から先に考え、理由を書きやすいテーマにする。
予備校講師の中には、自由英作文の添削において、理由の部分にやたらと厳格さを求める者がおります。「こんなのは理由になってない!」と言われて答案を突っ返され、泣きそうになっている予備校生を見たことがありますが、かわいそうですね。こんな講師の言うことを聞いていたら、「理由ノイローゼ」になってしまいます。プロの書き手じゃあるまいし、それに20分かそこらで、誰もが恐れ入るようなすごい英文を書けという方が無理です。先ほど述べたように、常識的な理由であれば十分ですから、気にせずに練習してください。
@ I didn’t go to school because I had a headache. A I didn’t go to school. Because I had a headache. B I didn’t go to school. I had a headache. 正しい英文は@・B、間違っているのはAです。 becauseは副詞節をつくる接続詞で、ifやwhenの仲間ですから、Aのように、Because〜.の節だけで使うことはできません。@のように、主節につけて使うか、BのようにBecauseを使わない書き方をすればよいのです。 では、問題を解いてください。 |
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[2.28.2008更新] |
| アイデアをどう英文にするか? |
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アイデアが思い浮かばない人とは逆に、アイデアが豊富なのだけど、それをどう英語にすればわからない人がいます。原因としてまず考えられるのは、「基礎例文を暗記していない」ということです。基礎例文の暗記は、誰もがやらなければならない必須事項ですから、手抜きをしてはいけません。次に考えられるのは、思い浮かべたアイデアが難しく、英語にするのに苦労しているケースです。この場合は、もっと易しいアイデア、さらに言うと、自分の英語力で表現可能な範囲のアイデアを思い浮かべるようにすべきです。 ここで極意を一つ伝授します。 自由英作文の鉄則 入試の自由英作文は「書きたいこと」より「書けること」を優先せよ。
生徒さんの答案添削から、一つ例を出しましょう。問題3.の答案の中で、次のような英文を書いた人がいます。 The more it takes time to prepare them, the more we can make them with all our heart. 気持ちはわかりますが、全く文法的に成立していません。the 比較級〜, the 比較級 の構文は、元々比較級を含んだ2つの文を組み合わせたものです。前半の元の文は、 It takes more time to prepare them. でしょうが、これを「the 比較級 構文」にすれば、The more time it takes to prepare them, となるはずです。 また、後半は、元の文の作りようがありません。この人は、with all our heart (心を込めて)という熟語を知っていて、それを使いたかったのでしょう。 自分の英語力を超えた表現を無理にしようとすれば、必ず失敗します。 もっと簡単に、Postcards are worth preparing. You can decorate them in various ways. くらいにしておきましょう。 |
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[2.26.2008更新] |
| 答案添削コーナー |
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あなたがこれまで誰かからもらったもので,心に残っているものにどんなものがありますか。ひとつ挙げて,その理由とともに70語程度の英語で述べなさい。[06 大阪大]
The best present that impressed me is the letter from my elementary school teacher. My dream is to be an elementary school teacher. When I saw her a few years ago, I told her it. And a few months later, I receieved a letter from her. I have been thinking I want to be a teacher like her. So I was very happy at that time. Her letter made me more cheerful. (72 words)
×3字分空ける → The
× 内容点 14/20 文法語法減点 −5 = 得点 9/20 (文法語法減点については、×1つ=1点です)
What has impressed me most is the letter from my elementary school teacher. She was very popular among her students because she was always considerate of them. I decided to be a teacher like her. When I saw her last year, I told her about my dream. She was very pleased to hear that. A few days later, I receieved a letter from her. She explained in detail what I should do to be a good teacher. (77 words)
@ パラグラフの書き出しは、3文字分くらい空ける。 A 答案の最後に、語数を記しておく。 問題2. もしあなたが自分の生まれて育つ国を現在の世界の国ないし地域の中から選べるとしたら,どの国ないし地域をどのような理由で選びますか。具体的に英語で答えなさい。ただし,日本は除くこととします。指定された解答欄をできるだけ満たすように書きなさい。 [05 東北大]
I would like to born in Greece. I have two reasons. Firstly, Greece has beautiful sea and towns. I like them. That is because their sea is clear blue and their towns near the sea are often beautiful white that visiters can’t moved there. Secondly,
Greece has an interesting history which I have been interested in. I would like to see their ancient
buildings in childhood.
I would like to ×be born in Greece. I have two reasons. Firstly,
Greece has ×a
beautiful sea and towns. I
like them.
不要 Secondly,
Greece has an interesting history which I have been interested in. I would like to see their ancient
buildings in ×my childhood. 内容点 20/20 文法語法減点 −7 = 得点 13/20 (同じ間違いを繰り返している場合、2回目以降は減点しません)
I would like to be born in Greece. I have two reasons. Firstly, I like the scenery in Greece very much. Any visitor would be fasicinated by the beautiful blue sea and white buildings. Secondly, I am very interested in Greece history and will major in it at college. I would like to see their ancient buildings on my own eyes from my childhood. (64 words)
問題3. 最近はコンピューターや携帯電話を使った電子メールが普及し,年賀のあいさつや暑中見舞いなどにも電子メールを使う人が増えていると言われています。あなたが友人に年賀のあいさつをする時,電子メールと葉書のどちらを選びますか。また,それはなぜですか。1行10語程度を目安として5行以上の英語で述べなさい。なお,必要に応じて次の表現を参照してもよい。 電子メール:email 葉書:postcard [04 富山大]
I choose postcards to exchange greetings. It is true that it takes much time to write postcards and emails are much faster than writing postcards. However, the more it takes time to prepare them, the more we can make them with all our heart. We can feel their love and kindness through postcards. Decorated postcards make the receivers happy. (59 words)
I choose
postcards to exchange greetings.
It is true that it takes much time to write postcards and emails
are much faster than × 内容点 18/20 文法語法減点 −5 = 得点 13/20 (同じ間違いを繰り返している場合、2回目以降は減点しません)
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[2.26.2008更新] |
| 自由英作文の採点 | ||
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表4.自由英作文 採点基準の例
「内容・構成」については、わかりやすい「具体例」と、妥当な「理由」が書いてあれば、大丈夫です。それよりも多くの受験生にとって問題なのは、「文法・語法」です。実際、自由英作文の採点をしてみると、「文法・語法」についての間違いが非常に多いことがわかります。まず、間違いのない正確な英文を書けるようにしなければなりません。
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[2.26.2008更新] |
| どうすれば「文法・語法」の間違いを減らせるか? |
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「文法・語法」の間違いがどうして起こるかというと、うろ覚えの単語を使うからです。「英作文のテキスト、文法書、辞書などの例文」で覚えた正しい英語のみを使うようにしましょう。 「文法・語法」の間違いを減らすために有効な問題として、「正誤問題」があります。正誤問題で問われる箇所は、日本人が英文を書く際に間違いが多い箇所なので、正誤問題に精通することは、英作文の間違いを減らすのに役立ちます。 |
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[2.26.2008更新] |
| お知らせ |
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[2.26.2008更新] |